モラップ1の沢(炭化木の谷)
「支笏湖・モラップ1の沢」
モラップ地区に位置するモラップ1の沢は、1739年の樽前山大噴火で発生した火砕流層が侵食されて出来た”涸れ沢”です。
沢全体は倒木だらけで荒れており、砂防堰堤が随所にあり、登れない堰堤を迂回しての”藪漕ぎ”の連続でした!
”涸れ滝”ですが倒木だらけです! |
1時間降水量の最大は70㎜に達し,降り始めからの降水量は379㎜に達した! |
”涸れ沢”の中は倒木だらけです! |
下から降下火砕流堆積物ー火砕サージ堆積物ー降下火砕流堆積物―中央付近の層が火砕サージ堆積物と思われます。
第2の滝へ進む道程では、両岸を灰色の降下火砕流堆積物に囲まれた、曲がりくねった回廊を通り、所々に苔が生えた灰色の壁は、”苔のガロー”を形成している。
降下火砕流堆積物が一帯に堆積し、温度が下がる過程できた割れ目に水が入ることで浸食が進み、回廊状になったとみられる。
1739年の噴火で、モラップ地域に火砕流が下り、モラップ1の沢のある場所は凝結度が低いため硬い岩盤が形成されず→浸食されやすい地形となっており、比較的温度が低かったとみられる―※モラップ地区周辺の”ガロー”の形成要因の一つと思われる。
「出典不明」を参照
降下火砕流堆積物が一帯に堆積し、温度が下がる過程できた割れ目に水が入ることで浸食が進み、回廊状になったとみられる。
1739年の噴火で、モラップ地域に火砕流が下り、モラップ1の沢のある場所は凝結度が低いため硬い岩盤が形成されず→浸食されやすい地形となっており、比較的温度が低かったとみられる―※モラップ地区周辺の”ガロー”の形成要因の一つと思われる。
「出典不明」を参照
第2の滝は高さ12~13m、横幅も20m以上ですが、倒木だらけでした。
第2の滝の滝つぼには水に抉られた穴もあり、水がない時期も、浸食が進行しているようです。
第2の滝の滝つぼには水に抉られた穴もあり、水がない時期も、浸食が進行しているようです。
モラップ地区のガローは、樽前山の降下火砕流堆積物が堆積してできた※熔結凝灰岩が火砕流で削られてできたと考えられている。
ガローを形成する溶結凝灰岩は、1739 年に樽前山が噴火したときの降下火砕流堆積物が堆積したものであり、その岩質は熔結度のあまり高くない凝灰岩で、強度による分類では軟岩に相当する。
降下火砕流堆積物ー溶結凝灰岩は広域にわたって熔結したものが多く、冷却時に柱状節理を生じたものもある。
降下火砕流堆積物ー溶結凝灰岩は降下火山流堆積物、軽石、で出来ており、透水性がよく、雨水などの表層の水が地下に浸透するため普段は”涸れ沢"になっている。
「熔結凝灰岩とは」
噴出した降下火山流堆積物や軽石などの火砕物堆積物が高温を保ったまま堆積し、自重でおしつぶされて熔結した 岩石をいう。
「出典不明」を参照
赤が今回のルートです!
青が”炭化木の谷”へのルートです!
後半の林道は土石流センサー設置の為の作道でしたが、獣道状態でした!
"第2の滝"で一旦”涸れ沢”が埋もれていますが、土石流による埋没と思われます! |
[熊対策]
※”熊対策””で購入した”熊スプレーの噴射実験"を現地で行いました! 褐色のスプレーガスで噴射能力も強かったです!
※ストックに鈴を錫杖のように付けましたが、音量効果は抜群でした!
※"涸れ沢内"には動物の足跡が随所に見られ、鹿の足跡は明瞭に判断でき、”涸れ沢内”でも2頭の鹿を見かけました! 判断できない足跡も随所にありましたが、”熊ではない”と判断しましたが!?それなりの大きさの足跡でした!
隣接する”苔の回廊"に比べ、妙に動物の足跡が多かったです!
”涸れ沢"内は動物が少ないと思っていましたが、倒木が多いことが動物を呼んでいるのかもしれません!
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